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セルフでイキ狂う異世界女子

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「触らないで。私の快感は、私の指でしか届かないから。」

ここは、男が女に触れることを許されない世界。

女たちは、ある時を境に‘感度解放’の刻印を受ける。
それ以降、彼女たちの身体は過敏に反応するようになる。
指先が乳首をなぞれば、電流のようにゾクゾクとした熱が走り、
クリトリスに触れただけで腰が跳ねる。
それは一種の祝福であり、呪いでもあった。

男たちはただ‘観察’することだけを許されている。
女子たちのセルフプレジャーを「記録」し、「保管」し、「研究」する。
手を出すことも、言葉をかけることも許されない。
欲望を押し殺したまま、彼女たちの‘快楽の儀式’を黙って見守るだけだ。



ある日、新人の管理者として派遣された男が‘儀式室’と呼ばれる空間に通された。
透明なガラス越しの部屋には、制服姿の女子たちが数名。
床にはクッション、ベッド、カーペットなど、さまざまな素材が敷かれていた。

彼女たちは無言で、ただ自分の身体を愛していた。

ひとりはベッドに仰向けに寝転がり、シャツの隙間から手を入れて、柔らかな乳房を揉んでいる。
もうひとりはスカートをたくし上げ、太ももを開き、ショーツの奥へ指を這わせていた。
誰とも触れ合わず、誰にも頼らず、自分の胸とアソコを責め立て、静かに、でも狂ったように絶頂を繰り返していく。

「んっ…あぁ…またイく……っ?」
「ダメ…止まんない……ッ? 自分で触ってるだけなのに……っ?」
「気持ちよすぎて、やば……っ? はあっ、んんっ?」

管理者の男は、手を動かすことなくその光景をただ見つめていた。
だがその目線は、明らかに熱を帯びていた。
そして女子たちも、その視線に気づいていた。
まるで‘見られること’がトリガーであるかのように、誰かがガクガクと震え、
自分の指でアソコを擦りながら、腰を跳ねさせて絶頂する。

ガラスに背中を預け、脚を開いて床に座る少女。
顔を伏せ、乳首をつまみながら、くちゅくちゅと股間を弄ぶ。
その目がふと、管理者の男と交差した瞬間、ビクンと大きく身体が跳ねた。

「見てる……から……もっと……イきたくなる……っ?」

男の手は何もしていない。
それでも、この空間の熱と音と香りが、彼を確実に焦がしていた。

――誰も触れていないのに、
――誰とも交わっていないのに、
女子たちは、狂ったように絶頂を繰り返していた。

ここは、セルフでイキ狂う女子たちのためだけに存在する世界。
そして男たちは、その光景を記録するだけの‘存在’に過ぎない。

けれど男はまだ知らなかった。
この異常な快楽の世界が、やがて彼自身の理性を少しずつ壊していくことを――。

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